おおくのWebデザイナーが新しい現在のトレンドばかりに着目し、世界中に広がる文化や歴史にはあまり目を向けずに制作を行っているのではないでしょうか。インターネットの普及により、世界中の博物館が展示コレクションをデジタル画像として公開しはじめており、ほとんどの画像は無料で利用できるだけでなく、歴史的デザインからインスピレーションを得たいときにもピッタリです。
今回は膨大な歴史的コレクションをデジタル写真画像として公開している、世界の博物館ウェブサイトをまとめてご紹介します。一度は聞いたことのある世界的にも有名な博物館が中心で、これまで展示スペースがなくて見ることができなかった作品を、自由にデザイン制作に取り込むことができます。
詳細は以下から。
スミソニアン博物館(The Smithsonia’s Museums of Asian Art)
Open F|Sは、つい先日40,000点ものアジアや中東エリアを中心とした歴史的資料を、デジタル写真画像で公開しました。写真はどれも高画質なものばかりで、個人利用に限り無料で利用することが可能です。
文化や言語、年号などから検索することができ、日本に関連するデジタル画像も12,000点近く公開されています。
ニューヨーク公共図書館(New York Public Library)
New York Public Library(NYPL)では、およそ100万点にのぼる展示品をカテゴリー分けしており、そのなかでもデザイナー向けスペシャルコレクションも含まれています。イメージ画像はすべてロイヤリティーフリーとなっており、自由に利用することができます。
メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)
ニューヨークにあるThe Metropolitan Museum of Artでは、およそ50万点ちかくの作品が公開されており、その中にはモネなどの世界的な画家の作品なども含まれています。現在も毎日アップデートされています。
OASC(Open Access for Scholarly Content)マークが記載されているイメージ写真は、個人利用に限り高解像度でダウンロード、利用することができます。
ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ(The National Museum of New Zealand)
The National Museum of New Zealandでは、30,000点のデジタル画像を商用にも自由に利用することができます。またニュージーランドという島国特有のめずらしい生き物のイラストや建造物などがたくさん公開されています。
ウェルカムイメージ(Wellcome Images)
Wellcome Imagesは、医療(英: Medical)に関連するイメージ画像の世界最大の保管場所です。おおくの作品はCreative Commonライセンスが発行されており、歴史的に価値のある高品質なデジタル写真素材を、無料ダウンロードすることができます。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)
イギリス、ロンドンにあるVictoria and Albert Museumでは、およそ100万点の世界各地から集められた貴重なイメージ写真コレクションの数々が公開されています。ただし会員登録する必要があり、英語フォームを入力する必要があります。
参照元リンク : Cultural Appropriation: Using Museum Collections for Free Digital Work – Demonsthenes.info